謹んで震災のお見舞いを申し上げます。
 
 平成23年3月11日の東北地方太平洋沖地震及び長野県北部 を震源とする地震で被害を受けられ た皆様に心より お見舞い申し上げます。
   私達学校関係者も、千年に一度という大惨事に対して心を一つにして、被災者の方々の今後の救援に取り組
んでいきたいと思っております。
  
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 大和山神歌 1254番      
こんこんと湧き出づるものよ感激は
火焔
(ほむらと燃えず水のごと澄む( その2)

生きている松風高校の感動の教育@ー

                       理事長 田澤昭吾

  松風塾高校には、感動の教育がある。私はそれを、生徒達の作文から毎年感じている。その一つは、夏の2年生の音楽合宿と青森定期演奏会を終えたときの感想文からである。もう一つは、3年生の二学期末に書いて貰う「私と信仰」についての作文である。この時は、生徒達に、3年間の高校生活を振り返ってみて、「自分にとって信仰とは何だったのか」を心の記録として書いて下さい、と言って作文を書いて貰っている。そして、毎年、その作文を見ては教師冥利に尽きる感動・感激をいただいている。3年間、松風塾高校で過ごしてきた青春時代の心の軌跡の記録は本当に心を打つのだ。
  今回は、音楽合宿と青森定期演奏会についての感想文を紹介し、皆さんと感動感激を分かちあいたいと思う。
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     音楽合宿を終えて
                      2年男子 M・T
  私は、この音楽合宿を終えて得るものが沢山ありました。
  一つは、同期の絆です。去年の38期は壊れる寸前でした。2年生になっての学年目標は「協調〜全員が本気で手を抜かない」となりました。音楽をやりながら生活するのに慣れるには苦労しました。でも、しばらくするとみんな一致団結して合宿をやり遂げる気運が盛り上がり、良かったと思います。
  二つ目は、自分との闘いでした。合宿前の自分は努力しない、立志を持てない、そんな情けない自分でした。そうした自分との闘いが音楽合宿でした。
  私の中学時代は、リーダーシップがない、影が薄い、暗い、根性が曲がっているなど、コンプレックスの固まりでした。こうした過去の自分との闘いが音楽合宿に襲いかかってきたのです。夜も夢の中で過去の自分を思い出し、今でも思い出したくない自分がいました。しかし、いつの間にか、今までの自分から脱皮している自分を発見できました。当麻先生から渡される多くの課題曲に取り組む自分、その新しい曲にしっかりと取り組んでいる自分がいたのです。それは、今までの自分とは全く違う自分でした。活き活きとした自分、前向きに一生懸命物事に取り組んでいる自分がいたのです。音楽合宿はそうしてを終えることが出来たのです。
  この音楽合宿で、自分の向上心が高められたと思います。「努力せよ。努力せざる者に成功なし」とは、音楽合宿のスローガンです。これまでの自分の意志を変えるのにも努力が必要です。技量も努力し、一生懸命に練習すれば上達していくことを実感しました。心の持ちようで、人間は変われるんだと、変わっていっている自分を見ながら実感しました。これらのことを合宿中に体験でき、良かったと思います。
  17日間、暑さに耐え、時には寒さにも耐え、そして、これまでの自分の甘さに負けずに厳しい練習に耐え、合宿を終える事ができたことは、新しい自分の発見でもありました。二学期は、この体験を生活の中に生かし、頑張っていきます。
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  この男子生徒は、17日間の夏休みを返上しての音楽合宿で大きく変わっていった自分を発見し、「やれば出来る」という自信を持ったようです。次に女子生徒の作文を紹介します。
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                   二年女子   K・S
  私は、始まったばかりの音楽合宿の頃、自分の弱さ、同期の絆の弱さに直面し、とてもつらい思いを感じていました。そして、「これでは駄目だ」と、同じ志を持つ友人と、毎晩のように、どう頑張るかを語り合い、過ごしていました。そして、毎日、その友人と次の日の目標や決意など語りあいました。そして、同期のみんなとは、音楽を自分達の人生の糧にしていくために、自分がどう変わっていけば良いのかを語り合いながら合宿を乗り越えてきました。それによって私達38期は、確実に音楽合宿をやる前よりも深いものになりました。
  音楽合宿が自分達にとってどういうものだったかは、これからの自分達によると思います。だがら、絶対に、絶対に、一生に一度の音楽合宿を自分達の糧にするように頑張っていきます。
  音楽合宿で気づけたことは多かったけど、大きく自分が変われたとは思いません。しかし、音楽合宿で気づけたことや、熱い想いを抱いたことを忘れず、自分に厳しく頑張っていきます。そして、これからの生活の全てにこの事を活かしていこうと思います。
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  青春時代の熱い想いが伝わってくる感想文でした。一つの目標に向かって、みんなが必死に厳しい練習を乗り越え、頑張った音楽合宿。そして、指導教諭の情熱が生徒達との間に展開され教育活動のドラマが、17日間の合宿で感じられました。そこには、合宿を応援し支えてくれた人達への感謝の言葉も随分と見られました。その一つを紹介します。
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                                             2年女子    O・A

   私達のためにお菓子やジュース、アイスを下さった卒業生の方、先生方、信徒の方々には感謝の気持ちで一杯です。それほど私達38期は期待されているんだと思い、嬉しさ半分、責任あるものにしなければという使命感半分を、ひしひしと感じながら合宿に望んでいました。
   私達に応援の言葉をかけてくださった本部の皆様、おやつを下さった方々、寮のホワイトボードに毎日メッセージを書いて下さった先輩、後輩。そして、沢山のお気遣いをして下さった教主さま、松楽さま、松華さま。本当にありがとうごさいました。この感謝の想いを忘れず二学期からも精一杯頑張ります。そして、定期演奏会では想いが一杯詰まった38期のだけの演奏を届けます。
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  音楽合宿を側面から支え、応援してくださった多くの方々の真心を、感謝で受け止め、それを励みに頑張っていこうと昇華させていっている生徒達の真心には、感激しました。そして、生徒達の感謝の言葉は、オリンピックでメダルを獲得した日本選手達が一様に述べていた喜びのコメントで必ず述べられていた、「これまで支えてくださった多くの方々の御蔭でメダルをとることが出来ました」という感謝の言葉と重なっている、と感じました。
  生徒達の感想文から、「松風塾に感動の教育が生きている」と、心が震えました。感謝です。次回(一週間後)は、定期演奏会を終えた感想文の感動を紹介します。
                                        (2012.10.8)