謹んで震災のお見舞いを申し上げます。
 
 この度の東北地方太平洋沖地震及び長野県北部 を震源とする地震で被害を受けられ た皆様に心より お見舞い申し上げます。
   私達学校関係者も、千年に一度という大惨事に対して心を一つにして、被災者の方々の今後の救援に取り組
んでいきたいと思っております。
  
              ○                                                          「竹島は日本領と言えぬ」という
       教育でいいのか

                                                 理事長 田澤昭吾
    産経新聞10月28日朝刊一面トップに、東京都教職員組合(都教組)が夏の中学校教科書採択にあたり教員向け資料を作成したという記事が掲載された。その資料には、竹島は日本固有の領土であるという日本政府の見解が否定され、「日本領と言える歴史的な根拠はない」と記されていた。
 都教組のこの資料は、6月に発行した「2012年度版中学校新教科書検討資料」で、地理分野の教科書採択に関する内容の箇所で、「地理分野教科書4社分を検討する」事項として、次のように記しているという。
  これらの4社は竹島が日本固有の領土であると記述しているが、「もし、この記述通り『竹島は日本固有の領土』『韓国が不法に占拠』という政府の一方的な見解を学校で教えることになれば、『感情的なナショナリズム』を子供たちに植え付けることにもなりかねない」。その上で、「竹島は尖閣諸島や北方領土と違い、『日本固有の領土』と言える歴史的な根拠はない」と断定しているのだ。
  因みに、平成20年の中学社会科の新学習指導要領解説書では、竹島について「北方領土と同様にわが国の領土・領域について理解を深めさせることも必要」と明記しており、平成24年度から使用される地理の全教科書がそのように取り上げるようになった。
  都教組は、こうした動きに対して「相手国にも意見があることを子供たちに教える必要があるという意味で書いた」と答えている。
  日本固有の領土・竹島が韓国に不当に実効支配されていることに目を瞑り、中学生に対して「相手国にも意見があることを子供たちに教える必要がある」という都教組の教育は、随分とものわかりが良いものだと思ってしまうが、こと領土問題でものわかりが良いなんて言っていると、領土を盗られてしまうこと必須だ。その証左に、尖閣諸島だって中国では自国の領土だと学校で教えているし、竹島だった韓国では古くから自国の領土だと教えている。北方4島だってロシアは、自国の領土だと教えているのだ。日本人は、この現実を決して忘れてはならない。それが故、これらの島が日本固有の領土であると日本が相手国に主張しても、相手国には通じていかない現実があるのだ。これらの島々が日本が日本固有の領土だ強く主張すればするほど、相手国の国民の激しい怒りをもろに日本にぶつけてくる。
  こうした現実に都教組は、「相手国にも意見があることを子供たちに教える必要があるという意味で書いた」というのだから、あきれてしまう。
  ドイツの代表的法学者イェーリングは、「一寸の領土を奪われて黙っている国民は、全部の領土を奪われても黙っている」と、領土問題に対処する箴言を述べているが、日本人はこの事を肝に銘じておくべきだ。
  平成20年、北海道教職員組合(北教組)は、機関紙で竹島問題を取りあげ、「歴史的に事実を冷静に紐解けば、韓国の主張が事実にのっとっている」という論文を掲載した。そして、同年の教職員の研修会では、同様な資料を教員に配付し、竹島問題に対して「歴史的に事実を冷静に紐解けば、韓国の主張が事実にのっとっている」という立場をしっかりと学習しているのだ。なんということか。羅臼の目の前には、国後島が見え、ロシアが実効支配している現実を北教組は、どう見ているのだろうか。
  11月19日付産経新聞朝刊に、在日本の大韓民国民団創立65周年記念式典が都内のホテルで開かれ、民主党の鳩山由起夫元首相、公明党の山口那津男代表、社民党の福島瑞穂党首らが相次いで永住外国人への地方参政権付与法案の早期成立を訴え、支持を求めたことが報じられた。特に、鳩山氏は、そのために民主党は「最大の努力を約束する」と述べたという。竹島問題と並んで、国籍なき外国人の地方参政権付与法案は、日本の将来にとって危険な重要課題だ。それを政権与党民主党の元首相が先頭に立って推進しているこの現実はなんとしたことか。
  11月16日夜、閣僚の一川保夫防衛相は、国賓として来日中のブータンのジグナ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク国王夫妻を歓迎する宮中晩餐会を欠席し、同僚議員のパーティーに出席した。席上、「ブータン国王が来て宮中で催し物があるが、私はこちらの方が大事だ」と、あたかも宮中行事を軽視する発言をした。この現実もなんとしたことか。
  日本丸は、このままだと座礁し、難波する寸前のように思えてならない。神よ、日本を守りたまえ。                                         (2011.11.21)