謹んで震災のお見舞いを申し上げます。
 
 この度の東北地方太平洋沖地震及び長野県北部 を震源とする地震で被害を受けられ た皆様に心より お見舞い申し上げます。
   私達学校関係者も、千年に一度という大惨事に対して心を一つにして、被災者の方々の今後の救援に取り組
んでいきたいと思っております。
  
              ○                                                          韓国で脱北者の声を聞く 
                                                 理事長 田澤昭吾
   第37期生韓国演奏旅行同行記第2弾として、脱北者の声を紹介します。
  今年の板門店ツアー見学のガイドに付いたのが、30歳の女性脱北者でした。
 彼女は、北朝鮮の軍隊に女性兵士として入隊した人でした。入隊の目的は、偉くなりたかったからだそうです。大学で勉強し、卒業。それから軍隊に入隊。一生懸命努力したそうです。
  しかし、1990年代から両親が中国で働くようになり、出稼ぎに出掛けたそうです。ところが、父親は、中国で病気になり、亡くなったそうです。子供たちは亡くなった父親を弔うため訪中し、その時に父親を荼毘に付したそうです。土葬の場合は、遺体を故郷へ運べないので、火葬にしたのだそうです。ところが、北朝鮮人が中国で火葬された場合は、脱北者と見なされるのだそうです。火葬するときは遺族がそのことを知らなかったようです。全ては後の祭りでした。
 北朝鮮では、一旦脱北者の烙印が押されると、その子孫は万古末代、脱北者の家族だと言うことでいくら勉強し、実力を蓄えても、虐げられた生活を余儀なくされてしまうそうです。
  そこで、彼女は、偉くなりたいと思って勉強し、大学まで行き、卒業後女性兵士として志願したのですが、もう自分には未来がないと知ったそうです。そこで、長女でもあった彼女は、まず自分が脱北し、落ち着いたら残っている家族を韓国へ呼ぼうと思って、北朝鮮から中国へ逃げたのだそうです。2006年のことです。中国には3年間滞在し、2009年2月に韓国へ移管されたそうです。   韓国では、3ヶ月間調査を受け、4月から普通の生活に入った、と言っていました。しかし、韓国の生活に慣れるのもなかなか辛いものだとも話していました。
  但し、「韓国には自由があるし、人権も守られる。それが何よりです。北朝鮮では人権が有りませんから」とも言っていました。
  後は、一問一答形式で報告します。
質問 北朝鮮の生活は、どのようなものですか。
回答 北朝鮮の人口は2300万人です。韓国の人口は5000万人です。国土は、北は韓国の10倍の広さです。しかし、充分に食糧を食べることのできにない貧困者は総人口のうち600万人もいます。
  平壌を中心にした地域には、上流階級の人たちが住んでいます。彼らはお米を食べています。その周辺部には、中流階級の人たちが住み、 トーモロコシを粉にし、お米の形にして食べています。更に地方に住む人たちは貧農家で、トーモロコシの根っ子を粉にして食べています。その数は、600万人位です。
質問   200万から300万人の人たちが飢餓で苦しんでいると言われていましたが、本当ですか。
回答 1990年代には数多くの貧困者が餓死しました。
 94’年から98’年には、300万人が餓死状態でし た。もっと多かったかも知れません。地方の人たち は、食糧が配給なので、その配給が充分に行き届 かなくて、一村落で10人から20人が餓死者がでました。
質問 金正日総書記は、病気だという噂もありますが、本当でしょうか。
回答 正確には、わかりません。以前は確かに病気がちでしたが、今は元気な姿を見せていますから、本当の ことはわかりません。
質問 日本人の拉致被害者、横田めぐみさんは、生きていますか。
回答  拉致者のことは聞いたことはありません。テレビの普及率は70パーセントになっていますが、拉致者のことについて報道されたことはありません。
質問 北朝鮮は、核兵器を保有していますか。また、ミサイルを日本に向けて200基余も配備していると言われていますが、本当ですか。
回答  それは国家機密になっていますから、私たちには情報が開示されていません。ですから、本当のことはわかりません。

  以上、板門店ツアにについた脱北者のガイドさんとの一問一答の報告とします。 (2011.11.14)