W杯ブラジル大会で見せた日本人サポーターのゴミ拾いに世界が称賛 

 今日は、素晴らしい天気に恵まれました。朝、すがすがしい気分で登校することが出来ました。大和山聖地で生活していても、朝登校してくる時とか境内を歩いている時、目の前のアスファルトだけしか目に入ってこなくて、周囲の自然の光景が目に映らない時もあります。そういう時は、憂鬱で、心の中がすさんでいる時ですね。人間の心理状態というのは、人が生きていく営みに非常に大きく影響しますね。ありのままを、ありのままに受け止め、それを認め合い、許し合って生きていけることが、一番幸福なのだと思います。心が安定した状態で生活できることが、日々の生活を一番たのしく過ごす秘訣ですね。
 さて、今は、皆も知っての通り、ブラジルでサッカーのワールドカップが行われている最中です。日本チームの成績は、ポートジボワール、ギリシャ、コロンビアと戦って、コートジボワールには1対0で敗れ、ギリシャとは引き分け、コロンビアには4対1で敗れてしまいました。コロンビア戦では、後半、あっという間に点数をあれよあれよと取られてしまいました。ざんねんです。
  日本が最初にワールドカップに出場したのは、一九九八年のフランス大会でした。そこからの試合を比較すると、日本のサッカーレベルも随分と上がってきたと感じます。二〇〇二年には日本と韓国で開催され、二〇〇六年にはドイツで、二〇一〇年には南アフリカで、そして今年の二〇一四年はブラジルで開催されてきました。日本は、フランスの大会から五回連続のワールドカップ出場でした。そのうちベスト十六に入ったのが二〇〇二年と二〇一〇年の大会で、ほかはグループリーグで敗退しています。なかなか世界の壁は、日本にとってまだ厚いという感じがしますが、サッカーのワールドカップでいつも話題になってくるのは、日本人サポーターのマナーの良さです。
 六月十四日、日本が敗れたコートジボワール戦後、日本人サポーターが会場のゴミ拾いをしました。その様子が海外の人達の目に止まり、写真や動画に収め、ソーシャルメディアに載せたら、テレビ、新聞などもそのゴミ拾いの様子を取り上げたそうです。それをインターネットで調べたら、次のように記されていました。
    サッカーW杯ブラジル大会で日本人サポーターの行動が称賛されています。
    試合中、水色のビニール袋を膨らませて応援するサポーター達は、試合が終わるとその袋を手に、スタジ    アムのごみを拾う活動をしています。 
   ・「試合に負けたが、礼儀正しさで高得点を挙げた」(フォーリャデ・サンパウロ)
   ・「結果に満足していなかったにもかかわらずゴミ拾い、教育と民度の高さを示した」                                                     (地元テレビ局グロボ)
   ・「日本のサポーターは善意の精神を忘れなかった。日本以外のほかにこのような光景を見ることは珍しい     ことである」(イギリス紙メトロ)
 十九日のギリシャ戦(ナタル)では、地元紙トリブーナ・ノルテが翌日付の一面で、ゴミを拾うサポーターの写真を掲載しました。
 こうした活動は、日本がW杯初出場を果たした一九九八年のフランス大会が最初だったそうです。「応援のためのものが、ゴミになっては格好が悪い」というサポーターの中心団体の呼び掛けで始まったそうです。
 ブラジル大会でも、日本人サポーターのごみ拾いの話題は大変な話題を呼び、他のネットでも、次のような見出しが書き込まれていました。
    「試合後、日本サポーターがゴミ拾いをした」「日本代表がコートジボワール代表に敗れた後、ゴミを集めて     からその場を立ち去る日本のサポーター達の姿に、多くのサッカーファンが敬服した」「日本のサポーター     達は意気消沈しながらも、周囲に落ちていたゴミをそのブルーのビニール袋に集めてから立ち去ったの      だ」「この行動に世界から称賛の声が上がる」
    「ブラジルのメディアはコートジボワールに負けたにも関わらず、試合後に日本は、日本の教育と礼儀を見     せたと称賛」
     イギリス紙「フットボールファンは、大事な試合に負けるとゴミを投げ、スタジアムを汚すことが多い。しか     し日本のサポーターは善意の精神を忘れなかった」
     海外からは「メキシコ人は自国の選手がプレイしていない時でも、すべてのゲームで清掃すべき」「イング     ランドのファンはこれを見て学べ」…など評価する声が相次いでいる。
 世界各国からの評価が素晴らしかったことがわかりますね。
 他に気を引いたことは、こうした日本サポーター達のハチマキ姿でした。真っ赤な日の丸を真ん中にし、それを挟んで「必勝」と漢字で書いてあるハチマキです。それが凄い人気だったそうです。
 日本人サポーターは百人くらいしかいなかったのに、「必勝ハチマキ」を取り出すと、会場から一斉に「欲しい」「欲しい」と、海外サポーターの大合唱となったので、四百本持っていった内の三百本を分けてあげたそうです。
 すると、コートジボワール戦は日本の惜敗でしたが、四万人収容の会場は、「必勝ハチマキ」をした海外サポーターの、ポルトガル語で「日本」を意味する「ジャーパオ」と応援する声に包まれ、なぜかブラジルなのに日本の声援の方が大きかったというのです。
 こういう話題は、楽しいですね。以前ですと、サッカーファンのサポーターは、あまりにも自国代表チームを応援するのに熱狂的で、試合後、負けると腹いせに相手チームと集団で取っ組み合いの喧嘩となったりして、死傷者も出ることがあったと言います。
 日本代表チームがワールドカップに出場するようになってからは、試合には負けたけれども日本人サポーターが会場のゴミ拾いをし始めたので、ジャーナリストや新聞社の人達が、その様子を母国に送るようになり、世界中が日本人サポーターの礼儀正しさに関心を示すようになりました。そして、日本の教育の素晴らしさ、礼節の素晴らしさを称賛するようになったのです。
 この度の大会では、「上海共同」も、日本人サポーターが「お手本になった」とし、ブラジルで尊敬を集めていると報じたそうです。政治問題を抜きにして、日本人サポーターを称える報道をしたのですよ。
 韓国では、ブラジル大会をソウル市内で画面に映して、応援していたそうです。そして、日本人サポーターが試合後、スタジアムのゴミ拾いをしている様子が報道され、称賛されているのをソウル市内の街頭で応援する韓国サポーターが聞き、韓国とロシアが一対一で引き分けとなった試合が、ソウル市内の応援会場に巨大なスクリーンに映し出されたあと、韓国サポーターも会場のゴミ拾いをしたそうです。また、ソウル市内の街頭で応援していたサポーター達も、周囲をゴミ掃除で廻ったそうです。
 それを各紙は報道し、サポーター二八の声も紹介していました。
    「自分のゴミを自分できれいにする日本人の姿がソーシャルネットワークサービスを介して急速に広がって     いった。それを見て、私達も出来ないはずないと考えた」
 女子高校生(16)は、「成熟した市民意識を見せたかった。自分の周辺を片付けるのは当然だと思う」と述べていました。
 二年生は、十月の韓国演奏旅行の際に、ホームステイ先でもこのことを話題にして、共により良い社会のために、礼節とより良いマナーを身につけ、紳士・淑女となっていこうと話し合ってみたらどうでしょうか。
 日本人サポーターの人達は、日本人の教育と礼節の素晴らしさを世界中にアピールして下さり、本当に感謝一杯ですね。
 本校も「礼節日本一」を目指しています。そして、目指す人間像は、人の幸せのために生き、それを心から喜びとする人間です。そうした生き方を、誇りを持って日々の生活の中で実践していける人間になりましょう。正しい行いを、実行できる人となっていきましょう。
 そういう学校になると、本校に訪ねて来た人は、また、皆さんが色んな試合で出向した時など、皆さんの後ろ姿から、松風塾の生徒さんの礼儀正しさは私達とは違うな、ということを感じて貰えようになると思います。
 今、野球部も東高校平内校舎と混合チームで、甲子園青森県予選大会に出場することが話題になっています。
 自分達が今やるべきことを、守るべきことをしっかり守りながら、なすべきことに全力で頑張って下さい。そして、人の幸せのために生き、それを心から喜びとする紳士淑女となるように成長して下さい。そこから、日本を道義国家らしく変えていこうという自負心を持ち、学び行動する松風塾高校生であって下さい。
  日本のサポーターの人達は、ブラジルで評価して欲しくてゴミ拾いをしたわけじゃないですね。当たり前のことをやったら、多くの国の人々がそれを称賛し、韓国も中国もそれを自国で報道し、韓国の人達はそれにならってソウル市内を掃除したという。素晴らしいことだと思います。まさに、百害を除くには一善を起こすに如かず、です。正しいことを、揺るがずに守っていけば、自分達の住む社会は、その一人によってより良くなっていくのです。その視点をも見失わないように頑張っていきましょう。
                               ( 2014.06.27)